「きみが死ぬまで恋をしたい」第5話 感想|エスタ先輩がくれた"お揃いの服"に隠された過去
この記事には「きみが死ぬまで恋をしたい」 第5話のネタバレが含まれます。未見の方はご注意ください。

「きみが死ぬまで恋をしたい」第5話は、"返礼の日"という学校行事を通して、シーナとミミ以外の場所にも広がる残酷な日常が垣間見える回でした。
返礼の日と、尽きないミミの呪い
今回の話は"返礼の日"というイベントが中心でした。返礼の日とは、大まかに言えば全学年で手分けして学校をきれいにする掃除の日。もちろんシーナとミミも参加し、2人は書庫の1エリアを任されます。いつも大雑把なミミが破損した本を持ち上げると、ページがばらまかれてしまい、そこに載っていた呪いに関する情報を見て、シーナは「ミミの呪いは尽きないのかな」と思うようになります。
掃除が終わると、返礼の日の醍醐味が始まります。各自いらなくなったものを持ち寄り、そこにあるものは誰でも自由に持ち帰っていいというもの。ここでシーナとミミは少しだけ離れて行動することに。
エスタ先輩がくれた"お揃いの服"の意味
シーナが戻ってくると、ミミは上級生の着せ替え人形にされていました。その上級生は、以前シーナとミミが修復魔法(キス)をしているところを盗み見した、エスタ先輩でした。ミミは服を着せてもらい、シーナともお揃いになるようにと、同じ服が渡されます。エスタ先輩は「もう一緒に着れないから」と言って、シーナにその服を受け取ってほしいと伝えました。この言葉からすると、以前修復魔法でキスをしていた相手は、もう戦争で亡くなってしまったのかもしれません。何気ない1コマでしたが、シーナたちの周り以外にも、いろんな場所で同じような残酷な日常が繰り広げられているんだと感じさせられました。
そのあと、シーナはフラン先生に、ミミが何もわからないまま、人を殺すことの良し悪しさえわからないまま戦争で人を殺していることが嫌だと伝えます。そしてミミの呪いを解きたいとも打ち明けます。でも、それをしたところで状況はかえって悪くなり、シーナや他の生徒まで戦争に駆り出されることになるとフラン先生は言いました。それでも「自分なりの答えを見つけなさい」とも言ってくれました。
百合的注目ポイント
誰もやりたくないのに止まらない戦争。そんな世界で生きているシーナが、これからどんな選択をしていくのか、見届けなければと思わされる回でした。エスタ先輩のエピソードは主人公2人の話ではないのに、こんなにも刺さるんですよね。「もう一緒に着れない」の一言に滲む喪失が、この作品の"日常の隣に死がある"という空気をあらためて感じさせてくれました。
次回、シーナが見つける"自分なりの答え"がどんなものになるのか気になります。あなたはこの5話、どう見ましたか?よかったら作品ページのレビューで感想聞かせてください。また来週!
