「きみが死ぬまで恋をしたい」第1話 感想|血の味がしたキス
この記事には「きみが死ぬまで恋をしたい」 第1話のネタバレが含まれます。未見の方はご注意ください。

重すぎる世界観からのスタート
まず世界観がいきなり重いです。身寄りのない子供たちを受け入れている孤児院が、実はその子たちを戦争で使える兵器として育てるための施設。しかも中でも特に魔法を教えて、人を殺せるように仕込んでいく……という設定で、序盤からずっしりきました。
物語の序盤で、主人公シーナの同室の友人が戦争で亡くなります。しかもこういうことが各地でたくさん起きているという映像まで挟まれて、普通に心を痛めました。1話を通してシーナが抱える戦争や人の死への不安・疑問・葛藤がずっと描かれ続けていて、そんな彼女が、戦争兵器として育てられたと噂されるミミと出会う。ここからシーナの気持ちがどう変わっていくのか、すごく気になります。
ミミというキャラの魅力
ミミがまたいいキャラで。出会った瞬間から血まみれで、人をいっぱい殺してそうな雰囲気なのに、無邪気で人懐っこくて笑顔が可愛い。このギャップがちょっと不気味で、でもそこがすごく魅力的でした。
修復魔法のキスシーン
1話終盤の修復魔法のシーンも印象的でした。人の傷を治すために口同士で魔力を送り合う、いわゆるキスのような動作なんですが、その場面を目撃したシーナが、後で不安とストレスから腹痛に唸っていたところにミミが修復魔法をかけてあげるんです。景色自体はすごく綺麗なのに、他の作品でよくあるファーストキスに照れたり慌てたりする可愛さは一切なくて、シーナの「キスの味は血の味だった」という一言で締められる。この作品がただのラブコメじゃないってことを、静かに突きつけてくる感じがたまりませんでした。
百合的注目ポイント
シーナの友人として出てくるセイランとアリも、もう付き合ってるのかと思うくらい距離が近くて、特にアリは見た目も雰囲気もめちゃくちゃ好みでした。主人公も普通に純粋で可愛いので、今の好きキャラランキングはシーナとアリが同率首位です。
早くも2話が楽しみなんですが、ここまで丁寧に描かれると、好きになったキャラが死んじゃわないかで今からもう不安です。冒頭の戦争のシーンだけで心が苦しくなった重度のハッピーエンド厨としては、一人も死んでほしくない……!というのが正直な気持ちです。
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