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感想2026/10/8

「はるは巡る」感想|号泣しました

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この記事には「はるは巡る」のネタバレが含まれます。未見の方はご注意ください。

「はるは巡る」感想|号泣しました

あらすじを何も知らずに読んで、号泣しました。

読み切りで76ページ、コミックアース・スターで無料で読めます!ここから先は最後まで触れるので、まだの方はぜひ先に読んできてください。

恋のパワーって凄いです

前半はほんとにかわいいんですよ。入学式の日、後ろの席の夏那に髪を「好き」って言われただけで遥が一瞬で落ちちゃって、小説なんて読んだことないのに、夏那が貸してくれたミステリーを2日で読み切ってくるんです。いつも思いますが、恋のパワーって凄いです...!!

夏那は「どうせ読まないんだろうな」って期待してなかったので、一緒に帰った土手で感想を聞いて、少しずつ心を開いていきます。そうやっていろんな出来事があって、2人はどんどん仲良くなっていきます。それぞれの場面もすごく可愛いですね!

「このまま2人で遠くに行こうよ」

秋になって夏那の咳がひどくなって、冬になると、ここから物語が少し不穏になっていきます。夏那が学校に来なくなって、先生の口から出た入院したという言葉には、遥も私も絶句しました。面会も断られて、遥は一人で本屋に行ったりしてて、、、

そんなある夜、入院してるはずの夏那が窓の下に立ってるんですよ。病院を抜け出してきて、全部捨ててどこかに行きたい、遥なら一緒に来てくれると思ったって。事前情報を何も入れずに読んだ私でも、この辺で嫌な予感がしていました。

ここで遥が「行かない」って断るのが、すごく好きです。夏那のこれからの未来を思ってのここでの発言は、とても勇気がいることだなと思ったし、すごく会いたかった夏那にこれを言われて、我慢できる強さでもあると思いました。

一人になった夏那が月を見上げて、本は絶対に最後まで読むからって泣くところで、死んじゃうのかなあって分かって号泣しました。

「面白かった!」

それから3か月後、教室で先生が厳しい表情で、夏那についての何かをクラスのみんなに伝えます。それを聞いた遥は、泣きながら教室を飛び出します。

夏那が死んでしまったんです。最後に話した夜を思い出しながらの遥の涙には、たくさんの後悔が感じ取れて、とても悲しい気持ちになりました。

でも遥が土手に行くと、夏那がいるんです。遥が渡した本を読んでいました。死んでしまった彼女がそこにいた理由は、まだその本を読み切っていないから。

次の日、夏那が本を閉じて「面白かった!」って言って、遥の大好きな、感想を言い合う時間を二人で楽しみます。

それが終わると、そろそろ本当にお別れの時間が来てしまうみたいです。遥がそれを受け入れられない様子を見るのが、本当に苦しかったです。

別れ際、夏那が遥を抱き寄せてほっぺにキスして、笑って手を振って行っちゃいます。そのあと土手に座り込んで泣き叫ぶ遥の隣には、もう誰もいませんでした。

「遥大好き」

お葬式の日に返ってきた本には、遥のものじゃないしおりが挟まっていて、「遥大好き」って書いてあるんです。夏那の誕生日に、遥が「夏那大好き」って書いたしおりを贈った、そのお返しです。ずるすぎるよ...

遥の「好きって はじめて言ってくれたね」で、もう一回泣きました。何回も泣いてしまいますね。

最後は10年後、社会人になった遥が、通学路だった橋を走っているところで後ろから夏那の声がします。振り向かないでって背中を叩かれて、遥はそのまま前を向いて走っていきます。

前半があんなにかわいいから、後半は別れと2人の思いが交差する素敵な作品でした!76ページで、二人の1年をまるごと一緒に過ごした気分です!本当にページを巡るたびに、何回泣いてんだってなってました。藤鶉先生の次の作品も楽しみにしています!!

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