あらすじ
十年前、学校の屋上から転落して命を落としたはずの稲村が、突然目を覚ます。稲村が思い出すのは、かつて出会った「魔女」の存在。あの日その場にいた6人には、それぞれ余分な命がひとつずつ宿っているらしい……。一度だけなら死んでも大丈夫——ならばその命で、いま何を成し遂げられるのかが問われていく。
作品データ
- 『もうひとつの命』は何巻まで出ていますか?完結していますか?
- 全1巻で完結済みです。最終巻は1巻(2017年12月22日発売)。続きを待たずに一気読みできます!
評価・レビュー 1件
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神率
2026/10/4
とりま入間人間オタクの人間は読んでください
入間人間の百合ラノベと言ったら、安達としまむら・私の初恋相手がキスしてた・人妻教師が(ryという3つを大抵の人は思い浮かべるだろう(あと新作)。しかし目次の時点で、このラノベは只者では無いというのがわかる。ということで、あだしまみたくイチャラブほのぼの系百合を求めている方にはオススメできない(入間人間オタクなら読むべきだと個人的には思うけど……)。あと百合要素は比較的少なめであることも頭に入れておいていただきたい。 小学校の野外学習で山に来た男女6人が魔女に出会い、謎の木の実を食べてもうひとつの命を得る。やがて高校生になったが、その中のひとり、稲村が死んでしまう。その稲村葬式の途中で生き返るところからストーリーが始まる。 この話のポイントはやはり、命がもうひとつあることで各キャラがどのような結末を迎えるか、である。この木の実を食べた人間は、生き返る際に死ぬ間際の願いをもとに記憶や姿形が構築されるのだ。そこで各キャラはどのようなことを望んでいたのか…… とかカッコイイこと書こうと思いましたが、もう嫌になりました。 「もうひとつの命」 この作品を一言で表すなら「藤沢」でしょう。 藤沢は、この木の実を食べた人間のひとりと言いたいところですが、魔女に出会った6人の中で唯一、警戒して木の実を食べていませんでした。ていうかことの発端は、藤沢が倒れている魔女を見つけ、同級生をそこに呼びつけたことから始まっています。そして誰も魔女のことを助けようとしないので仕方なく藤沢が人工呼吸(!?)をして助けてあげたのでした。当時小学四年生の女の子と考えると、とても立派ですね^^ それから本当に色々あるんですが、もうね、藤沢の考えてることがわかんなすぎて大好きなんです。この子はそれ本気なの?みたいなことを平気でやってのけてしまいます。腰塚の話が始まる時点で藤沢は同級生を2人殺しています。その後あと1人殺します。わけあって藤沢は稲村を殺すのですが、その理由が魔女にもう一度会うためなんです。アホか。というふうに、藤沢はクレイジーな女なので、この作品が気に入った方は続編である「もうひとりの魔女」を読むことを強くおすすめします。 フレキシブルな藤沢をどうぞ楽しんでみてください。