【感動する百合アニメ】心が震えるおすすめ10選|泣ける名作から静かに沁みる作品まで

「感動する百合アニメ」を探している人が求めているのは、たぶん号泣だけではない。見終わったあとに胸に何かが残って、しばらく動けなくなる時間のことだ。この記事では、ゆりみる編集部が**「関係の描き方で心が動くか」「結末まで見届ける価値があるか」「初見でも置いていかれないか」**の3点で10作品を選んだ。
泣ける作品、静かに沁みる作品、胸が熱くなる作品を混ぜてある。放送年順ではなく「感動の種類」で並べたので、今の気分に近いところから選んでほしい。恋愛描写が公式・あらすじで確認できた作品には「恋愛百合」の表記を添えている。
感動する百合アニメ10選
この記事で紹介する 10 作品
仲谷鳰(原作)
やがて君になる
STORY
恋愛小説を読んでも何も感じない少女・小糸侑は、「誰も好きになれない」と語る生徒会長・七海燈子に告白される。燈子の秘密と、侑の恋心の芽生えを繊細に描いた現代百合漫画の傑作。アニメ化。
おすすめポイント 恋愛百合と確認できる作品で、「好きにならないで」と言う人を好きになってしまう話。侑の気持ちが変わっていく過程を、アニメは光と水と間の演出で言葉以上に語る。原作8巻のうち途中までの映像化だが、1クール(全13話)の区切りとして見事にまとまっていて、最終話まで見ると原作の続きを読まずにいられなくなる。感動の種類は「静かに満ちてくる」タイプ。
こんな人に:初めての百合アニメ/感情の変化を丁寧に追う作品が好き
キネマシトラス(制作)
少女☆歌劇 レヴュースタァライト
志村貴子(原作)
青い花
STORY
内気な藤竹文は高校進学とともに、幼い頃に離れた幼なじみ・鎌倉あきらと再会する。あきらの初恋と失恋を通して、女の子たちが「好き」という感情と向き合う。志村貴子が繊細な筆致で描いた百合漫画の古典的名作。実写映画化。
おすすめポイント 恋愛百合と確認できる、恋の痛みを正面から描いたアニメ。傷ついた気持ちをそばで受け止めてくれる幼なじみがいることが、この作品の救いになっている。鎌倉の坂道と光を淡い色彩で描いた映像は、いま見ても古びない。原作の序盤(全8巻のうち最初の数巻)を丁寧に映像化した全11話。泣きたい人に最初に薦める1本。
こんな人に:失恋も含めて恋を見たい/淡い色彩と静かな演出が好き
武田綾乃(原作)
響け!ユーフォニアム
STORY
武田綾乃の同名小説のアニメ化。京都アニメーション制作。吹奏楽部を舞台に久美子と麗奈の関係を中心とする百合要素の強い青春アニメ。全2シリーズ+劇場版。
おすすめポイント 恋愛百合とは明記されていないが、久美子と麗奈の関係は百合アニメ史に残る。「特別になりたい」という麗奈の言葉と、それに引っ張られていく久美子。吹奏楽部という集団の中で、ふたりだけの時間が切り取られる演出が何度もあり、その一つひとつが刺さる。演奏シーンの説得力は京都アニメーションの本領。シリーズが長いので、まず1期から。
こんな人に:部活もの・音楽ものが好き/「恋愛」と名付ける前の関係が好き
今野緒雪(原作)
マリア様がみてる
STORY
今野緒雪の同名小説のアニメ化。J.C.Staff制作。リリアン女学園の姉妹制度を中心とした上品な百合アニメ。全4シリーズ制作された百合アニメの名作。
おすすめポイント 「お姉さま」と「妹」の姉妹(スール)制度を通して、憧れが信頼に変わり、信頼が別れに耐えるものになるまでを描く。祐巳と祥子の関係はもちろん、卒業していく上級生たちとの別れの回で泣く人が多い。編集部の確認では恋愛百合にあたるが、恋愛と呼ぶかどうかを作品自身が決めない距離感が、この作品の品のよさ。全4シリーズあるが、1期の13話だけでも十分に感動できる。
こんな人に:お嬢様学校・姉妹制度の空気が好き/別れの感動に弱い
武内直子(原作)
美少女戦士セーラームーン
STORY
正義の戦士として戦う月野うさぎ(セーラームーン)と仲間たちの物語。セーラーウラヌス(天王はるか)とセーラーネプチューン(海王みちる)の百合カップルが有名。百合アニメの原点のひとつ。
おすすめポイント 百合作品として作られたシリーズではないが、セーラーウラヌスとセーラーネプチューンというふたりが地上波の魔法少女アニメの中に確かに存在していた、という事実そのものが、いま振り返ると大きい。1992年から5年にわたって放送された長編で、戦いよりも仲間との別れと再会に胸を打たれる回が多い。ここを起点に百合の歴史を遡る人は今も多く、後年の作品を読む解像度が上がる。
こんな人に:百合の歴史を最初から辿りたい/長いシリーズを腰を据えて見たい
Be-Papas
少女革命ウテナ
STORY
王子様を夢見る少女ウテナが「薔薇の花嫁」アンシーと出会い、世界の果てを目指す革命的百合ファンタジー。
おすすめポイント 1990年代のアニメでありながら、いま見ても最先端に見える。王子様になりたいウテナと、王子様に守られる役を演じ続けてきたアンシー。決闘という様式の裏で描かれるのは「誰かを救うとはどういうことか」で、最終話に向かってその問いが反転していく。難解と言われるが、ふたりの関係だけを追っていけば迷わない。TVシリーズ全39話+劇場版。
こんな人に:百合アニメの原点を押さえたい/象徴的・演劇的な演出が好き
アサウラ(原案)
リコリス・リコイル
STORY
A-1 Pictures制作のオリジナル百合アクションアニメ。最強のリコリス・千束と元エリートのたきなのバディが活躍する2022年大ヒット作。全13話。
おすすめポイント アクションの気持ちよさで見始めて、気づくと千束とたきなの関係から目が離せなくなっている。原作つきではなくアニメオリジナルなので、全13話が最初からこの結末に向けて設計されている。感動の種類は「胸が熱くなる」タイプで、この記事の中ではいちばん見やすい入口。撃ち合いの画面と日常の喫茶店の画面が同じ温度で並ぶ構成が、そのままふたりの関係の説明になっている。
こんな人に:アクションから百合に入りたい/バディものが好き
Actas(制作)
プリンセス・プリンシパル
虚淵玄
魔法少女まどか☆マギカ
STORY
魔法少女になる夢を持つ鹿目まどかと、謎の転校生暁ほむら。運命的な出会いが引き起こす悲劇と奇跡の物語。
おすすめポイント 百合アニメとして企画された作品ではないが、ほむらがまどかのために何を繰り返してきたかが明かされる回は、百合の文脈で語り継がれている。魔法少女ものの外見で始まり、数話で見ている側の前提を裏切る構成。全12話でこれ以上ないほど完結していて、感動の質は「打ちのめされる」に近い。予備知識なしで見るのがいちばんいい。
こんな人に:ダークな展開に耐えられる/構成で驚かせてくれる作品が好き
まとめ
号泣したいなら『青い花』、打ちのめされたいなら『魔法少女まどか☆マギカ』、胸を熱くしたいなら『リコリス・リコイル』、構成に驚きたいなら『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』。最初の1本に迷ったら『やがて君になる』を。
ゆりみるでは百合アニメの一覧から放送年や完結状況で絞り込めるほか、感動タグの作品・青春タグの作品からも探せる。漫画で泣きたい人は泣ける百合漫画おすすめ10選へ。