ホーム特集記事【百合小説おすすめ7選】マリみてから転生ものまで|読み始めたい名作ガイド
小説公開: 2026/6/13更新: 2026/9/17

【百合小説おすすめ7選】マリみてから転生ものまで|読み始めたい名作ガイド

【百合小説おすすめ7選】マリみてから転生ものまで|読み始めたい名作ガイド
7作品紹介

百合を楽しむのは漫画だけじゃない。百合小説(ライトノベル・一般文芸)には、漫画では描ききれないほどの豊かな心理描写と、文章ならではの没入感がある。「文章で百合を読みたい」という方に向けて、入門作から濃密なGL作品まで7冊を厳選しました。

百合小説おすすめ7選

01
安達としまむら

STORY

大人っぽい見た目なのに人付き合いが苦手な安達と、栗色の髪がどこか天然な雰囲気のしまむら。高校に入ってまだ間もなく、互いのことをよく知らないふたりだが、体育館の二階で一緒に授業をサボるうち、その距離が少しずつ変わり始めていく。

おすすめポイント 百合小説を語るうえで外せない現代の定番作。生まれて初めて欲しいと思ったクリスマスの贈り物が「しまむらと迎える聖夜そのもの」だった、という具合に、感情の解像度が異様に高い。最初はゆっくり進む印象だが、読み続けるほど引き込まれる。

こんな人に:心理描写が豊かな百合が好き、じっくり感情の変化を追いたい

マリア様がみてる

STORY

お嬢様学校リリアン女学園には、上級生と下級生が「姉妹(スール)」の絆を結ぶ制度がある。学園の憧れの的は、生徒会「山百合会」を運営する薔薇さまたち。先輩後輩の関係を中心に、少女たちの日々を上品に描いた長編シリーズ。

おすすめポイント 女学園という閉じた空間で育まれる「姉妹の絆」が、その後の百合小説のフォーマットを決めた作品。長期シリーズなので、登場人物たちの成長を時間をかけて追える。百合を語るうえで一度は読んでおきたい原点。

こんな人に:女学園・古典的な百合が好き、長編をゆっくり読みたい

彼女が好きなものはホモであって僕ではない

STORY

自分が男性を好きになる性だと周囲に明かせない高校生・安藤純は、BLに夢中な同級生の三浦紗枝から想いを寄せられ、付き合うことを決める。だが純には、家庭ある年上男性という言えない相手がいて——。周りとの摩擦を抱えながら、根本的にすれ違うふたりが脆いつながりを手放すまいと踏ん張る。

おすすめポイント タイトルは挑発的だが、内容は真剣なLGBT青春小説。「自分の性を誰にも言えない」という状態がどう日常を歪めるかを、逃げずに書いている。百合作品として読むなら、恋愛の枠組みそのものを問い直す一冊として。

こんな人に:リアルな当事者描写が読みたい、重い青春小説を探している

04

いのり。/花ヶ田

私の推しは悪役令嬢。
私の推しは悪役令嬢。

STORY

乙女ゲームの世界にヒロインとして転生した社畜OL・大橋零。だが零が夢中なのは、王子など攻略キャラクターではなく、悪役令嬢のクレアだった。意地悪をされても嬉々として受け止める零は、前世で培った知識と愛でクレアに近づけるのか。

おすすめポイント 「悪役令嬢もの」を百合で書いた先駆け的作品。追放されたレーネを気にかけるクレアを励まそうとしたり、隣国の王女マナリアという手強い相手が現れたりと、推し活が少しずつ本物の関係に変わっていく。コメディ寄りの文体で読みやすい。

こんな人に:異世界転生×百合が好き、軽めのテンポで読みたい

転生王女と天才令嬢の魔法革命

STORY

前世の知識から「魔学」という独自の魔法を編み出した王女アニスフィア。ある日、精霊に好かれた天才令嬢のユフィリアと同居しながら研究に励むことになって——。ふたりの出会いこそが、互いと国の未来を変えていく王宮百合ファンタジー。

おすすめポイント 王国を脅かすドラゴンの討伐、ヴァンパイアの謎、そして弟アルガルドとの対立。政治と冒険が絡み合う骨太な展開でありながら、ふたりの関係の変化が軸から外れない。完結しているので最後まで安心して読める。

こんな人に:王宮ファンタジーが好き、完結済みの長編を読みたい

やがて君になる 佐伯沙弥香について

STORY

幼い頃から大人びて、どこか達観していた少女・佐伯沙弥香。小学5年生のとき、女の子の友達から寄せられた気持ちにうまく応じられずにいた。中学時代には慕っていた先輩・千枝に恋心を告げられ、戸惑いつつも受け入れ、次第に恋の深みへとはまっていく。

おすすめポイント 手痛い失恋からもう人を好きになるまいと決めていた沙弥香が、高校の入学式で七海燈子を目にした瞬間に抗えず惹かれてしまう——本編の彼女がなぜあの立ち位置にいるのかが、ここで腑に落ちる。独立した小説としても読めるが、原作と合わせると真価を発揮する。

こんな人に:やがて君になるが好き、脇役の内面を深く読みたい

少女には向かない職業

STORY

「13歳のあたしは、人をふたり手にかけた」——冒頭の告白から始まる物語。あの夏、そばに居合わせたのはひとりの少女だけだった。ふたりの少女がたどる凄絶な運命を描いた文学ミステリー。

おすすめポイント 直接的な恋愛描写よりも、ふたりの少女のあいだに流れる空気が関係として読める作品。桜庭一樹の切れ味鋭い文章と、どうにもならない状況が交差する。一般文芸寄りの重厚な読み応えを求める方に。

こんな人に:文学的な作品が読みたい、ミステリーも楽しみたい

よくある質問

Q. 百合小説を初めて読むなら何から?

A. 「安達としまむら」または「私の推しは悪役令嬢。」がおすすめです。前者は心理描写が丁寧で読み応えがあり、後者は軽めのテンポで読みやすいです。

Q. 漫画「やがて君になる」が好きなら何を読めばいい?

A. まずは同じシリーズのスピンオフ小説「やがて君になる 佐伯沙弥香について」が最直球の答えです。その後「安達としまむら」(同じ入間人間が著者)も合うはずです。

Q. ライトノベルと一般文芸の違いは?

A. ライトノベルはイラストがついてテンポよく読みやすい作品が多く、一般文芸は文章の密度が高い傾向があります。百合小説ならまずライトノベルから入り、慣れてきたら「少女には向かない職業」などの一般文芸に挑戦するのがスムーズです。

まとめ

百合小説おすすめ7選:

  • 百合小説の定番からなら → 安達としまむら、マリア様がみてる
  • 重い青春小説なら → 彼女が好きなものはホモであって僕ではない
  • ファンタジー系なら → 私の推しは悪役令嬢。、転生王女と天才令嬢の魔法革命
  • 好きな漫画の補完なら → やがて君になる 佐伯沙弥香について
  • 文学的な作品なら → 少女には向かない職業

漫画とは違う、文章ならではの没入感が百合小説の最大の魅力。ぜひ一冊手に取ってみてください。

あなたの次の百合、ここで見つかります。